『誰もが話しやすい職場ですか?』
先日、ある企業の管理職に聞いてみました。

答えは、
「職場では私たちはいつも気を配り、なんでも話せるように受け入れています。誰でも意見が言える環境です」
こう自信をもって言っていました。
同じ質問を、その管理職の部下の人たちに聞いてみました。
すると、
「話しにくいです。何かをお願いしようとすると、一瞬だけ嫌な顔をされるんです。だから意見が言えることはあまりないです」
全く管理職と違う答えが返ってきました。
心理的安全性のある職場づくり
これは、ある取り組みで解決できます。
「心理的安全性のある職場づくり」です。
ハーバード大学組織行動学者エイミー ・エドモンソンが提唱した、「対人関係においてリスクのある行動をしても、このチームでは非難されず安全であるという、チームメンバーによって共有された考え」のことです。
職場内の人間関係性において、なんでも言い合える安全な職場をつくっていく取り組みです。

- 何を言っても大丈夫という「話しやすさ」
- 困ったときはお互い様という「助け合い」
- とりあえずやってみようという「挑戦」
- 異能どんとこいという「新奇歓迎」
皆さま、この4つの因子について、部署内でどの程度できているかパーセンテージで診断してみてください。
同じく、メンバーの方にも診断をしてみてください。
もし点数に差があれば、前述の事例のように上司と部下でコミュニケーションギャップがありそうです。
私たち、おもてなし経営クリエイション・アカデミーでは、これらを指標として、チェックリストを用意し日々のコミュニケーションの改善に向けた取り組みをトレーニングしています。
とても当たり前なことを明文化し、お互いに確認し合います。
そもそも、こういうトレーニングが職場内で欠けていると思っています。
ある大手企業でも、定期的にこのチェックリストでお互いに確認し合っているそうです。
是非、皆さまも取り組んでみてください。明らかに風通しが良くなります。
ということは、仕事の生産性が上がるということにつながっていきます。
【チェックリスト一例】
- 相手と話をしているときは必ず手を止めて目を見ているか?
- 話を聞くときは少し体を乗りだす、相手の方に顔を向けるなどの姿勢に気を付ける。
- 積極的な姿勢を示すため、返答するときは「なるほど。詳しく説明してもらえますか?」など言葉で返す。
私たち、おもてなし経営クリエイション・アカデミーでは、皆さまの成果達成のためにいろいろなツールを元にお手伝いしております。