「管理職の指導力を高めたい」 「コミュニケーション研修をお願いしたい」 「若手が育たない」
私たちにご相談をいただくとき、多くの企業ではすでに研修テーマが決まっています。ただ、私はそのテーマだけを聞いて、研修内容を決めることはありません。
テーマの奥に、別の課題が隠れていることが多いからです。
それはなんだと思いますか?

当おもてなし経営研究所の研修の進め方について講師・竹岡がお伝えします。
講師が、研修の前に会社へ行く
ご相談をいただいたら、できる限り研修前に企業へ伺います。
担当者の方から話を聞き、可能であれば現場も見せていただく。
そこでどんな人が働き、何に困り、どんなことが起きているのか。
まずは、そこを知ることから始めます。

「講師の先生が、研修前に直接会社へ来られるのは初めてです」
そう言っていただくこともあります。
でも、私にとっては特別なことではありません。
もともと金融機関で営業をしていたので、お客様のところへ行き、話を聞き、現場を知る。そこから仕事が始まるのが普通でした。
「これをお願いします」と言われたことを、そのまま提供するのではない。
本当に必要としているものは何か。言葉になっていない困りごとはないか。
そこを知るために、まず伺います。
「若手が育たない」原因は、若手だけとは限らない
たとえば、「部下とのコミュニケーションがうまくいかない」というご相談。
その背景には、管理職自身の余裕のなさや、職場の人間関係、仕事の任せ方、評価の仕組みなど、さまざまな要因が関係していることがあります。
「若手が育たない」という問題も同じです。
若手本人だけに原因を求めるのではなく、上司の関わり方や職場の環境、組織の仕組みまで含めて考える必要があります。
企業の課題は、研修テーマのようにきれいに分かれてはいません。
だから私は、最初から答えを決めません。
話を聞く。現場を見る。必要なことを調べる。
そのうえで、「本当に今、必要なことは何か」を一緒に考えます。
私はこの考え方を「オープンタスク」と呼んでいます。
一つの専門分野に閉じこもらず、知識や経験、人とのつながりなど、持っているものを使って解決策を探していく考え方です。
もちろん、何でもできるという意味ではありません。
専門外のことであれば、その分野に詳しい専門家に相談する。必要であれば、ご紹介する。
大切なのは、自分の専門性を守ることより、お客様にとって何が必要かを考えることだと思っています。
研修の価値が決まるのは、当日ではなく「翌日」
研修を設計するとき、私がいつも意識しているのは「研修の翌日」です。
当日に「いい話だった」「楽しかった」と感じてもらうことも大切です。
でも、それだけでは十分ではありません。
翌日、職場に戻ったときに、
「昨日のことをやってみよう」
と思えるか。
実際の仕事で使えるか。
そして、それが続いていくか。

そこまで考えて研修を設計します。そのため、準備には時間をかけます。
業界を調べ、専門書を読み、経験者の話を聞き、できる限り現場を知る。
受講者の方は、講師が自分たちの仕事を理解しているかを、驚くほど敏感に感じ取ります。
だからこそ、準備が不完全なまま、人前に立たない。
これは、私が大切にしていることの一つです。
5,000店を超える現場を見てきたからこそ
私どもおもてなし経営研究所は、金融、商業施設、ホテル・飲食などの業界で、5,000店を超える接客現場を診断してきました。
理想論だけではなく、実際の現場で何が起きているのか。
そこを見たうえで、研修や仕組みづくりをご提案しています。
たとえば、あるホテルでは、接客改善の支援を通じて宿泊予約サイトの評価が4.3から4.4へ向上しました。
数字だけを見れば、わずかな変化です。
しかし、その0.1を動かすためには、現場で働く一人ひとりの行動が変わる必要があります。
だからこそ、私が大切にしているのは、「この人なら、私たちのことを本気で考えてくれそう」と思っていただくこと。
そのために、まず現状を丁寧にお聞きします。
研修テーマが決まっていなくても、大丈夫です
「何を相談したらいいかわからない」
「研修テーマがまだ決まっていない」
「今の組織に、何か課題がある気がする」
そんな段階でのご相談も歓迎しています。
むしろ、決まっていないからこそ、一緒に考えられることがあります。
研修テーマより先に、まず組織を知る。
そこから、本当に必要な支援を考えていきます。
こんな段階の方は、一度お話をお聞かせください
- 現場を理解したうえで、自社に合った人材育成を考えたい
- 何から手をつければよいか、組織の課題がまだ整理できていない
- 研修は実施しているが、現場での変化や定着につながっていない
- 単発ではなく、長期的に組織づくりを支援してくれるパートナーを探している
- 現場を理解したうえで、自社に合った人材育成を考えたい
初回のご相談は無料です。オンラインでの対応も可能です。
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執筆・監修
株式会社おもてなし経営研究所 代表 伊東 久
